知的財産権訴訟
聯徳の知的財産権訴訟チームは、1995年から知的財産権訴訟業務に重点をおき、十数年にわたり、特許権侵害訴訟、特許権無効審判、商標権侵害訴訟、商標取消行政訴訟、著作権侵害訴訟、不当競争訴訟などの分野で数百件を超える訴訟案件を代理してきた。その案件の中には、中国で大きな影響を与え、注目を集めた案件、大案件、重要案件も少なくありません。その裁判結果が知的財産権裁判において新たな基準となった一部の案件もある。聯徳は以上のような実績により、知的財産権訴訟分野でトップの地位を保っており、その訴訟業績と経験は法曹界でも注目を集めている。
近年聯徳訴訟チームが得た重大な業績の一部:
1、現在まで中国国内の法院が判決した賠償金額2000万人民元を超えた特許、商標権侵害訴訟案件は合計8件あり、その内の5件は聯徳の弁護士が代理したものである。この5件の全ては依頼人が敗訴した状況で後続の手続きのため、聯徳の弁護士に再度委託したものである。これらの案件のうち、既に審決が終了した案件において、聯徳の弁護士たちはすべて不利な局面を挽回し、クライアントに有利な判決をもたらし、勝訴した。
2、メディアに中国知的財産権のトップケースと称され、賠償金額が50億香港ドルにも及ぶ「富比案」(台資企業の富士康集団がシンセン比亜迪股份有限公司に対し、企業機密侵害として提訴した一連の案件)において、すでに鑑定結果は富士康社に有利し、比亜迪社が敗色濃厚の非常に難しい状況の中、聯徳の弁護士は比亜迪社の依頼を引き受け、シンセン法院が審理した案件を処理し、斬新な代理方式で案件のコアなる証拠にある重大なミスを掴め、案件を劇的に逆転させ、原告側は自発的に案件を取り下げ、比亜迪社を窮地から脱出させた。
3、メディアに2005年度中国知的財産権トップケースと呼ばれ、賠償金額が8000万人民元にも及んだ某国際大手企業はシンセン東進通信技術株式有限会社を提訴したコンピュータソフトウエア権利侵害案件において、聯徳の弁護士が東進社の委託を受け、当該案件を取り組み、反訴策略を巧みに利用し、当該国際企業の提出した訴訟主張に対して、別案件で反トラスト訴訟として、その非合法的な技術独占、技術進歩の妨害を訴え(メディアに2006年度中国知的財産権トップケースと称された)、最終的に当該国際企業に訴訟を取り下げさせ、東進社は引き続き合法的に関連技術が使用できるようになった。
4、現在まで聯徳訴訟チームはすでに最高法院にて20件近くの知的財産権関連の二審、再審もしくは再審申請案件の勝利を相次いて納め、近年の最高法院に知的財産訴訟案件の代理および勝訴が最も多い訴訟チームの一つになった。その上に、聯徳訴訟チームは複数の知的財産審理案件で提出した法的理解や適用観点は、最高法院に採納され、関連の司法解釈に加え、知的財産判決の新たな基準となった。
聯徳の知的財産権訴訟業務における優位性は以下に挙げるいくつかの要素に因るものである:
1.聯徳訴訟部門の管轄パートナー、弁護士蒋洪義は、以前、中国国務院知的財産弁公会議弁公室に長年勤め、中国の知的財産権政策の制定及び立法に関する作業に直接関わっていた経験があり、中国の知的財産権分野で施行されている立法政策と司法政策に精通している。ゆえに、蒋氏は中国の知的財産権に関するそれぞれの法律、法規を正確に理解、適用することができている。これは聯徳訴訟チームがここ数年来、最高人民法院における十数件の知的財産権再審訴訟案件に勝訴することができた重要な要因のひとつである。また、聯徳訴訟チームが、様々な知的財産権再審案件において提出した法律解釈観点の多くが、最高人民法院の関連司法解釈として記録採用され、知的財産権裁判の新しい基準になっている。聯徳はまた、近年の最高人民法院における知的財産権再審案件の取扱件数と勝訴件数の最も多いチームの一つである。
2.聯徳訴訟チームの主な訴訟弁護士はそれぞれ15年以上の知的財産権訴訟経験を持ち、各地の裁判所で多くの知的財産権訴訟案件を取扱っており、それぞれの異なる裁判所の裁判習慣や特徴を熟知し、それぞれの訴訟案件が有する異なる特徴に基づいて最適な管轄裁判所を選択することに長けている。
3.聯徳訴訟チームは、長年の訴訟実践において、技術要素と法律要素を如何に有効に結びつけるかという特許権控訴における難題をうまく解決しており、裁判官に対して分かりやすい言葉と方法で争点である技術問題について説明することに長けており、法廷審理において、裁判官の専門技術等に対する理解の限界による影響を受けることのない有効な交流を可能にし、その代理陳述に対する裁判官の理解、納得をより容易にしている。このような技術問題の理解における障害を解決できる代理スタイルと業務方式によって、聯徳訴訟チームは機械、電子、化学など多様な技術分野で優れた業績をあげている。最も難解、複雑であるといわれている医薬品特許訴訟分野においても、聯徳訴訟チームは、卓越した業績をあげ、訴訟件数と勝訴件数の最も多いチームの一つとなっている。
4.十数年の訴訟経験において、聯徳訴訟チームは、多くの原告側、そして多くの被告側を代理した経験がある。よって、原告側の攻撃、被告側の防衛のどちらの策略にも精通している。聯徳が原告を代表する場合、被告としてのこれまでの豊富な経験から導き出される防衛戦略の理解を利用し、原告としてのより適切攻撃戦略を策定することができる。また、逆もそのとおりである。
5.聯徳チームの基本的な業務模式は、案件のチームリーダーとしての担当弁護士(通常は最も経験豊かなパートナーが担当)が証拠の検討と選別、訴訟案の制定と重要な訴訟書類の起草等を含む訴訟において最も鍵となる作業を自ら処理する。それによって、キーとなる作業のポイントにおいて、チームリーダー弁護士の豊かな経験を十分活用することができ、より確実にクライアントの利益を保障することができる。
近年における聯徳の知的財産権訴訟分野での具体的実績をより詳しくお知りになりたい方は、当サイトのニュース記事及び勝訴案件例のページを御覧ください(この二つのページには聯徳が2009年7月以降の勝訴した知的財産権訴訟案件の情報と判決書が掲載されている)。